tanenowa story

タネノワがお届けする商品と作り手のお話です。

vol.1 おかしのとこち

グラスフェッドバターときび砂糖の自然な甘さとキャラメルのほろ苦さがクセになるキャラメルナッツポップコーンが人気のおかしのとこちさんに、お菓子作りをはじめたきっかけ、名前の由来などをインタビューしました



”おいしすぎない”お菓子

素朴で毎日食べたくなるようなお菓子を届けたい

おかしのとこち  橘 真由


 Q.お菓子作りをはじめたきっかけを教えてください。

 

きっかけは、仕事先でスタッフのランチデザートを作ったこと。その後、料理を仕事にしたくて、カフェやホテルで働きました。ホテルでは、何百人分もの食事の盛り付けをしていましたが、自分一人で何かやりたいと思い、「おかしのとこち」を始めました。

 

Q.「おかしのとこち」という名前、「とこち」はどんな由来があるのですか?

 

「とこち」は、母が小さい頃呼ばれていた呼び名からつけました。私が何をしても応援してくれる母だから、お守りみたいなものです。

 

Q.小さいころ好きだったお菓子や、おやつの思い出を教えてください。

 

私は自分がどんなおやつを食べていたのか、実はよく覚えてません。3人兄弟で、なんでも3等分。どれがいちばん大きいかが大事だったから(笑)

 


Q.キャラメルナッツポップコーンはほかにないおいしさがあると思います。

 どうやって生み出せたのでしょうか。

 

お菓子は、クリームたっぷりの美味しさも、素朴なお菓子の美味しさも、どちらにも良さがあります。子どもにアレルギーがあったことから、より安全で食べて美味しい素材を厳選するようになりました。

 

授乳中に私もアレルギー食品を除去していましたが、そんな私でも食べられる差し入れの中に、ポップコーンがありました。それまでに食べたキャラメルポップコーンは、もともと甘すぎて苦手だったけど、自分で作ってみようと思い立ったら、甘くないポップコーンもできるし、おいしい!

 

 

授乳中なのに作るのが楽しくなって、寝ないで作っていたら、帯状疱疹に。そこからは、無理はできないなぁと、ゆったりとお菓子作りをするようになりました。ポップコーンがメイン商品になり、ラインナップにはアレルギーのある人でも食べられるものを、ひとつは加えるようになりました。

 

 


Q.お菓子の素材について、お菓子を作るときに大切にしていることについて教えてください。

 

安全で、手に入りやすく、味が安定している材料を使います。安心して、変わらないお菓子の味を楽しんでもらいたいから。

 

例えば、ポップコーンに使うバターは、牧草を食べている牛のミルクからできた、グラスフェッドバターを使っています。味はさっぱりしていますが風味が良く、重たくありません。一般的なバターは、主に穀物を食べる牛のミルクで、飽和脂肪酸が多いのですが、グラスフェッドバターは人が体内で作り出せない不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸を多く含むと言われています。

 

 

さとうきびの風味とミネラルをたっぷりと含んだきび砂糖やちょっと刺激のあるスパイスも使い、懐かしく気取りのない、優しい味をお届けできたら嬉しいです。 ■


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